「シェアハウスって実際どうなの?」と聞かれることがあります。
ネットやSNSには「家賃が安い」「出会いがある」といった情報があふれていますが、住んでみて分かることも沢山あります。

「誰かと暮らす」ことで日々が少し豊かになる
この記事では、私が1年実際に住んでみて感じた「リアルな魅力」と、
一人暮らしと何が違うのか?どういう人におススメなのか?を体験談と合わせて紹介します。
Contents
シェアハウスの魅力(非金銭的メリット)
シェアハウスは、初期費用や家賃を抑えることができます。
ここでは非金銭的メリットについてまとめました。
つながりと安心感が得られる
リビングやキッチン等の共有スペースは自然と会話が生まれる場所となります。
今日あったことを話したり、悩み事を相談したり、作ったご飯を分け合ったり…
人とつながれる安心感を得ることができ、孤独を感じにくいです。
急な体調不良やトラブル時も、「1人じゃない、誰かがいる」という安心感は心の支えになります。
また、鍵の閉め忘れや宅配の受け取りなどのフォローがきくこともシェアハウスに住むメリットだと思います!
自分とは違う価値観に触れられる
シェアハウスには様々な人が暮らしており、外国人や異業種の人との出会いもあります。
私の住んでるハウスは外国人が多いのですが、今まで台湾、韓国、アメリカやヨーロッパから来てる子達に会いました。

共同生活は関わりが密になります。
自分にはない、他人の習慣・考え方・文化に触れることで、視野が広がります。
自分の当たり前が通じない環境で、「正解は一つじゃない」と実感することができました。
ライフスタイルの幅が広がる
シェアハウスは「ただ帰って寝るだけ」ではない暮らしを送ることができます。
料理を教え合ったり、一緒に映画を観たり日常がちょっと楽しくなりました。
また、家電や調理器具も揃っているので自炊がはかどります。
私の住んでいるハウスには、フライパンやボウルだけでなく、ミキサーやこし器なんかも置いていました。
材料を買えばちょっと凝った料理やスイーツも作れちゃいます。
シェアハウスでの暮らし
外国人とシェアハウスしてる!と言うと週末パーティーとかするの?と聞かれることが多いです。
が、実際はパーティー暮らしとは無縁です(笑)
普段はみんな仕事や学校、アルバイトをしていますが、1年間暮らしてた中でたくさんの思い出を作ることができました。
パーティーだったらたこ焼きパーティーやクリスマスパーティーをしました。
食べて飲んで夜遅くまでおしゃべりしました。

また、夏は近所のお祭り行ったり、ハウスの敷地内で花火をしました!
初めて手持ち花火をした友達は、「アニメの主人公になった気持ち」と言っていました。
留学やワーホリで来てる子達は、皆ほとんど一年で帰国します。
このメンバーで同じ景色を見れるのはあと何回だろう
夏の終わり、少し寂しい気持ちになりました。
焼肉行ってお肉で乾杯!
ルームメイトとはお出かけしたりもします。
トラブル体験談
今のところ大きなトラブルはないのですが、完全に平和だったわけではないです。
水回りの掃除問題
・お風呂上がりは排水溝の髪の毛を捨てる
私のハウスでは上記のルールがあります。
ですが、時々掃除されていないことがあります。忘れることもあるし、特にシンクの生ゴミは少しくらいならまあいいや、で済ませることもあります。
さすがに連日続いたりして耐えかねないな、と思う時は掲示板に書いたり、直接本人に伝えたりしています。
「これくらい何が問題なの!?」と言われたことありましたが、
基本的に伝えた後は掃除をしてくれるので、その後も問題なく過ごせています。
連絡し忘れ問題

友達を呼ぶ際は事前に連絡を入れるというルールがあります。
入居したての頃、連絡するのを忘れていて、直前に伝えたところ、1人のルームメイトを怒らせてしまいました。
結構怒ってしまって、その時リビングにいた別のルームメイトが気まずそうにしてて申し訳なかったです…
次の日謝ると、その子も「仕事で疲れてて言いすぎた」と言ってくれました。
無事仲直りすることができました。よかった。。。
深夜のゴキブリ事件
私の住んでるハウスは綺麗好きな方が多く、皆もシンクの掃除や食べカスが出ないように気をつけて生活していました。
以前住んでた方からもゴキブリは出たことない、と聞いており少し安心していました。
が、ある夏の夜
深夜のシェアハウスにゴキブリが出ました。
トイレに出現→悲鳴でみんな叩き起こされる
現場はルームメイトそれぞれの母国語が飛び交う修羅場となっていました。
最後は別のルームメイトが退治してくれ、無事朝を迎えることができました。
ゴキブリ事件で助け合った話の詳細こちらから
<note>シェアハウスにゴキブリが出た夜の日
ゴキブリに遭遇したのが1人じゃなくて良かった、シェアハウスに住んでて良かった、そう思えた出来事でした。
冷蔵庫問題
時々聞かれるのですが、
・食材勝手に使われることは?
今のところ問題なく過ごしています!
私の住んでいるハウスは、冷蔵庫の中はエリアごとに仕切られています。(籠が用意されている)
冷凍庫やドアの部分は共有スペースになってますが、食材に名前を書くことでトラブルを防いでいます。
選ぶ時のポイント

立地や設備の他に、ハウスの雰囲気やどんな人が住んでいるか知ることができます。
以下5つポイントの確認は必須です。
②住民の年代、国籍
③費用と契約期間
④ルール
⑤設備の広さと清潔感
住民やルールについては内覧で教えてくれることがほとんどです。
他の住民との関係性は今後の暮らしに関わってくるので大切です。
また、入居前に面談があるハウスもあります。
(シェアハウスの選び方については次の記事にまとめます)
向いてる人・向いてない人
実際に住んでみて分かることもありますが、
自分のライフスタイルや性格に合っているかを見極めることが大切です。
・新しい出会いや交流を楽しめる人
・価値観の違いを前向きに受け入れられる人
・刺激が欲しい人
人と話すのが好きな人や、
異文化や価値観の違い等なんでも楽しめる人は快適に過ごせると思います。
・物音や人の気配に敏感な人
・一人の時間や空間を大切にしたい人
・細かいことが気になっちゃう人
お風呂やキッチン等の共用スペースは譲ったり、使い終わるまで待ったり気を使うことががあります。
「今日は一人で過ごしたい」と思って個室に籠ることはできますが、キッチンやお風呂を使うときはどうしても誰かに会うことになります。
共同生活は、生活リズムを自分のスタイルで保つのは難しいなと思います。
急なお誘いもあります。
「晩ご飯食べた?」「まだならなんか食べに行こ〜」
ルーティンを大切にしたい人には少しストレスかもしれません。
また、水回りの清潔基準は人によって様々です。ある程度妥協は必要です。
今、あえてシェアハウスを選ぶ意味
住む前は「大丈夫かな…」と少し不安はありました。
でも実際住んでみると、ルームメイトと助け合える安心感や、日々のちょっとした交流が思っていた以上に心地よく感じられました。
もちろん楽しいことばかりではありませんが、それも含めて新しい自分に出会える場所だと思います。
誰かと出会うことで広がる世界や、新しい価値観に触れる日常…
単なる節約ではなく、ライフスタイルの選択肢としての魅力もあります。
「なんかちょっと住んでみたくなったかも?」と思った人へ
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